「みてみて鈴!これ美味しそう!」
「あんまりたべると楓、お前すぐに風船になるぞ?」
「うるさいなぁ。いいじゃん修司!
「冗談だよ。」
ドーナツショップの並んでいるドーナツを見て楓と修司が仲良く喋ってる。
「・・・なんていうか、あれ俺ら入りづらいな。」
隼人が多少の冷たい目を二人に向けながら言った。
隼人はすでにチョコ関係のドーナツ10個くらいをトレーにのせている。
そんなにたべるのか、と突っ込むと家に持ってかえるとか。
それでもたべすぎだと思う。隼人が丸くなるんじゃないかって心配になる。
あたしももうトレーに2つフレンチクルーラーとポン・デリングをのっける。
「先いくか。」
そういって隼人は会計しにいく。
その時、隼人がココアを頼んだのもみていた。
どれだけチョコを食べるつもりなんだろう。(今度チョコのホールケーキを食べさせてみよう)
会計を済まして席を探す。
探すって行ってもそこまで混んでる訳ではなくすぐに座れた。
座ると、すぐに隼人はチョコの山から一つとってたべ始めた。
みてるだけで甘くなってくる。
美味しそうに食べるのはいいんだけど、チョコばかりで気持ち悪くなんないのかが不思議。
楓と修司があたし達を探してるみたいだったから手を振って居場所を教えた。
「うぁ。隼人。お前チョコばっか・・・って、何個頼んだんだ?」
修司が隼人のトレーを見て舌を出した。(気持ち悪いんだろうな。)
「ん、12個。全部はたべない。明日にでも。」
明日と今日で食べ終わるのか・・・・・
そのことを隼人は疑問に思わないのかな・・・・?
隼人どころか、楓と修司も疑問に思わないようだった。
「楓、新しいの食べてみる?」
そういって楓はトレーからチョコミントのドーナツを出した。
みてみると楓のトレーにも5つは乗っていた。
なんでそんなにたべるんだろうか・・・・てか、細いのに二人ともどこにドーナツが消えてるんだ・・・・
「ん、美味しい?」
そうきくと楓は笑っただけだった。
え?まずいの?ちょ、答えてよ・・・・
あたしが心配そうにしてると、隼人がじーっと手にチョコドーナツを持ちつつ楓のドーナツを見ている。(みてみるとすでに二個目だった。)
「・・・隼人、半分食べる?」
そう聞いて、楓はドーナツを半分にした。
隼人はそれを受け取るとチョコドーナツをいったん置いて、チョコミントのドーナツをたべる。
「隼人、それ美味しい?」
さっき楓が答えてくれなかった為隼人にきく。
隼人は、3/1くらいのチョコミントドーナツをあたしの口に押し込んだ。
「美味しいよ。けど、言うのめんどくさいでしょ。」
もぐもぐ、と口を動かしつつも隼人は言った。
そうかもしれないけど、今言ったんだから普通に言えばいいのに。
普通に美味しかったから、楓がただ単にからかっただけだってことが分かった。
「混んで来たな・・・・・」
修司が一つ目のドーナツを食べ終わったときに言う。(その時すでに隼人は3つ、楓は2つのドーナツを食べ終わっていた。)
「そうだね、出る?」
楓は周りを見渡して言う。
込んでくると部屋がすこし暑くなってくる。
そうなると居づらいし、隼人のドーナツがたべ終わるのを待っていたら結構かかりそうだったからだ。
「ひひほ。」
口にドーナツを含みながら隼人が言う。多分、「いいよ」って言ってると思う。
この辺は幼馴染とか親友にしかわかんない隼人の言葉だろう。
「じゃ、出るか。」
楓が店員を呼んでパックを二つもらって隼人に一つ渡した。(一つで7個入るのかな?)
「あー・・・・・・・外さむっ!」
店員のありがとうございました、と言う声を背にドーナツショップを出る。
楓が言った時ちょうど風が吹いた。
その風は冷たく、秋って感じがする。
たしかに、寒い。いや、ドーナツショップの中が暖かかったのかな?
「今何時?」
隼人が修司に聞く。
修司が携帯を出して時間を確認した。
「6時20分。暗くなってきたな。まだ6時なのに・・・」
「・・・そっか。俺帰るな。家で勉強やんなきゃなんねぇんだ。」
塾じゃなく自主的なのが少し不思議だ。(あたしは塾。今日はなかったけど。)
「じゃ、解散ってことで。じゃねー!」
楓はそういって修司の腕をつかんで、あたし達に手を振ってから帰った。
家が同じ方向だし、隼人と並んで帰る。
「・・・ねぇ、隼人。チョコケーキってどれぐらい食べれる?」
ドーナツショップで思ったことを聞いてみる。
「ん?・・・2ホールは食える。」
それを聞いて本当に胸焼けがしてきた。
1ホールじゃ甘かったか・・・
そう思ってるうちに、隣同士のあたし達の家に着いた。
「それじゃ。」
そういって隼人は家に入っていった。
・・・2ホールはさすがに作れないな・・・。
そう思いつつあたしも家に「ただいま」の声とともには言った
東 部屋あっつい!!!wwww 続きから細かい設定でも。
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